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2004年11月 8日 (月)

桃井あきら-伝説の戦隊ヒロイン

Akira2b 「桃井あきら」-知る人ぞ知る戦隊ヒロインだが、実に忘れられない要素が多い。まず名前-最初“あきら”と聞いて男だと思ったら実は女。確かにあきらって女性の名前にも使われるが、この名前のおかげでしかっりと記憶にインプットされた方も多いのではないだろうか?ピンクを演じた小泉あきらさんの本名は「秋野 昇」。芸名の「小泉あきら」は東映の吉川進プロデューサーと竹本弘一監督が名付け親とのことだが、下の名は本名「昇(あきら)」だったわけだ。

実は小泉あきらさん、「’79年度ミス日本(第11回1978/12)」の華麗な肩書きを持っている。グランプリ受賞ではないが、正真正銘ミス日本の一人。ミス日本は、数千人の応募者から各地区予選が行われて、グランプリを含めて5人がミス日本、他に5人が準ミスとして選ばれるシステムなので、ミス日本は複数存在する。戦隊ヒロイン中ミス日本は小泉さんがいまだ唯一人だろうし、その美貌に高年齢層のファンの人気が集中したのも無理はない。#43::謎なぞ七色レディで「私が囮になるわ」と妙に自信たっぷりに演じているのはやはりこの肩書きのおかげか!?#43でみせた華麗な七変化-「戦隊シリーズ恒例のヒロイン七変化話の基礎を築いた」といわれる歴史的なエピソードとなっているが、1話中で14変化(本編以外も含めるとなんと18変化!)の記録?は戦隊シリーズ史上いまだ抜かれていない。#43の七変化は変装というよりほとんどコスプレに近いのだが・・・※七変化話については再度コラムで取り上げる予定
小泉さんは静岡県出身で、県立静岡東高校を経て日大芸術学部音楽学科に在学中に、デンジピンク(桃井あきら)役に抜擢された。音楽の先生の資格を持ち、特技はピアノとあるから、#02:人喰いシャボン玉や#09:死を呼ぶ怪奇電話、#12:危険な子供スパイなどの劇中でみせたピアノの演奏は上手なはず(ある意味本職!)。それに比べるとウインブルドンを目指していたはずのテニスの腕前は???

小泉さんは1981年の資料では劇団NLTの研修生となっているが、ドラマ出演歴はデンジマンが唯一の作品で、その後はモデルとしてCM出演、ファッション誌やカタログ広告などで現在でもご活躍中(現在の芸名は弓あきら)。マドモワゼルというモデル事務所に在籍している。1988年のムック本には「ゴーグルV」や「ダイナマン」のブラック役で有名な春日純一さん(#40では岬達也を演じている)の奥さんとある。
Akira1ab 桃井あきらメインのいわゆる“あきら編”は10話程あるが、他の回でもメイン出演者のサブとしていつもくっついて行動しているので、桃井あきらはほとんど主役といってよい!?また、とにかくこまめにあるのがデンジピンクのピンチで、よく襲われる、拉致される、監禁される、洗脳される、負傷する、惚れられる?・・・この点では黄山(デンジイエロー)と双璧をなす?桃井あきらの普段着は、春(青色のホットパンツ#01~15) 夏(ピンクのミニスカ#16~36) 秋(赤いロングスカート#37~42) 冬(セーター+ミニスカ#43~51)と変わる、普段着の種類も戦隊シリーズでは多い方だろう。特に夏服のミニスカは膝上30cmとマイクロミニに近く、戦隊初のミニスカヒロインとして(特に大きなお友達に)人気が高い。

変身後のデンジピンクの中には男性-女性よりも女性らしい動きをするスーツアクター・竹田道弘さん(現在戦隊もののアクション監督)が入っていたことは有名な話だが、最近「東映ヒーローMAX」Vol.10(2004/8/2,辰巳出版)の小野寺えい子さんのインタビュー記事をみて、小野寺さんが桃井あきらのスタントもやっていたことを知った。#18:南海に咲くロマンや#35:謎のはたおり姫 でのあきら素面のアクションシーンは男の人だと思っていたが、実は小野寺さんだったらしい。

戦隊ヒロインアイドル化の先駆け」「番組の華としてよりアピールを始めた最初のヒロイン」などと評価される桃井あきら-小泉あきらさんだが、現在にいたる“ヒロインブーム”牽引の立役者の一人としてこれからも永く語り継がれることだろう。

1959年2月21日生まれ(出演時は21歳)
身長165cm 体重50kg B84 W60 H88

参考文献:
「映画情報」1980/6月号(国際情報社), 「週刊プレイボーイ」1980/5/6(No.19), 「日本タレント名鑑」1980年版 1980/11
「B-CLUBビークラブ」82号1992/9/15(バンダイ)p.17, 22
「スーパーヒロイン画報(1967-1997)」1998(竹書房)p.75, 102
「宇宙船別冊スーパーギャルズ・コレクション」1983(朝日ソノラマ)p.2~5

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