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2004年9月29日 (水)

太宗寺-#22 超時間ふしぎ体験

Dm097taisouji101 #22で“現在の”記憶を失った緑川が父親の墓前で衝撃を受けるシーンは、太宗寺(東京都新宿区新宿2)の墓地と判明。写真は1962年に建設されたモダンな本堂(映像をみたときは納骨堂か?と思った)。太宗寺は江戸六地蔵で有名なお寺で、巨大な閻魔大王像(なんと高さ5.5m!)があることでも有名らしい。1596年(慶長元年頃)の創建で、江戸時代宿場だった内藤新宿にあり、高遠藩主内藤家の菩提寺でもある。閻魔大王像は1月と7月の15,16日に御開帳されているが、この日は「地獄の釜のフタも開く日」といわれ、地獄の休業日なんだそうだ。また地蔵菩薩と閻魔信仰も関係があることを知った。太宗寺には他にも切支丹灯籠など珍しい文化財が多い。
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Dm098taisouji102 茫然自失の緑川に何とか記憶を取り戻してもらおうと迫る赤城たちだが・・・当時の映像と比べるとまず高層のビルが増えており、太宗寺の入口脇にも大きなパーキングが建てられている。太宗寺の墓地には内藤家の墓所もあり、比較的自由に入ることができる。緑川達造の卒塔婆が立っていたところは本堂の西側裏手辺り。
Dm099shinjukutouei 実は#08のロケ地である新宿東映会館(東京都新宿区新宿3)を見に行ったところ、偶然新宿区の周辺案内地図に太宗寺本堂の絵があるのを見つけた。墓地や建物の雰囲気から「都内かなー」と思っていたが、どこに資料が転がっているかわからないもの。肝心の新宿東映会館の方は今年1月に閉館して、既に取り壊されてしまっていた(写真は跡地)。再開発で大型シネコンになる計画(2007年2月開業)と聞いていたが、こんなに早く壊されるとは・・・廃館を惜しむ方々のHPで在りし日の写真が掲載されている。
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2004年9月23日 (木)

新宿東口②-#15 悪の園への招待状

Dm093shinjukuhigashi102_1 スタークイーン(ケラー)の招待状を受け、剛がローラーディスコに向かうシーン。JR新宿駅東口ロータリーをアルタ前からみたところ。映像はかなりズームしているので俯瞰した映像とは違った印象を受けるが、DVDで「新宿駅」の文字がはっきり確認できた。剛はここまで電車で来たのかなー?
Dm095shinjukuhigashi104 緑川が人混みをかき分け剛を追跡している。後ろにみえる「NO」の看板はTAKANOビルだった。
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Dm096shinjukuhigashi105 上のシーンの続き。「taka-Q」の前を緑川が追跡していく。緑川の追跡シーンって何げに多そう。元刑事だからか?この後、ロケ地は別の場所へ・・・

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2004年9月22日 (水)

新宿東口−#13 割れた虹色の風船, #32 地獄の大銃撃戦, #33 吸血楽器レッスン

今回から画像を大幅に追加して新宿編の改訂更新を行う予定(細かく整理しているとあれもこれも紹介したいカットがあり・・・)。

Dm032sinjyukuhigasi101 JR新宿東口駅前のロータリー。東口ロータリーはデンジマンでは計4回使われている。まず#13でアドバルラーがミカちゃんと遊んでるシーンに登場し、写真左下のはとバス乗り場の辺りを歩いている。この後、アドバルラーはミカちゃんを新宿中央公園に連れていく。#32と#33では連続して使われており、#32では新宿?で買い物中のあきらがここで突然狙撃される(この後のシーンは海運ビル周辺で撮影)。あきらが歩いているのは中央円形植え込みの南側(MYCITY側)。#33では植え込みの西側で赤城とあきらが三郎を探して聞き込みしている。
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Dm094shinjukuhigashi103 #13でアドバルラーとミカちゃんが仲良く手をつないで歩いているところ。後ろに住友信託銀行と富士銀行(現みずほ銀行)の看板がみえ、位置的には新宿通りを西に向かっている。放映当時と比べると建物がすごく多くなっている感じを受ける。

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2004年9月20日 (月)

ロケ地探索法

Photo ロケ地を探すにはどうしたらよいか? 今回は基本的な探し方から、ツール、参考資料、関連サイトなどを紹介したい。また私の拙い経験から得た“ロケ地の法則”みたいなものも披露したいと思う。

ツール
①ビデオデッキ
静止画がきれいに止まって、スローモーション再生、コマ送り(正方向・逆方向)ができる機種が便利。録画モードは3倍速では粗いので、標準速録画が基本となる。ソフトがDVDであれば静止画再生はVHSよりきれいなので、重要な文字情報も読み取りやすい。

②地図
地図は1万分の1ぐらいの大縮尺のものが必要。昭文社の県別の「でっか字まっぷ」は持ち運びに便利。 詳細アトラス 全東京コンパクト (アルプス社,2004年)はA5版で少し大きいが、得られる情報はダントツに詳しい。デンジマンなど古い作品では当時の住宅地図や観光ガイドブックも役に立つ。私は1984年版の「ブルーガイドパック10 東京」(実業之友社)を持っているが、都庁やレインボーブリッジ建設前の地図など載っており、放映当時の状況がよくわかる。当時の住宅地図や電話帳は「国会図書館」で閲覧可能。

③コンパス
知らない町を歩くときは必携。時計に付けるタイプもある。

④デジカメ
人間の記憶は結構いいかげんなので、映像だけみて手ぶらでロケ地探しに行くのはお勧めしない。ビデオ画像を静止画にするにはデジカメで画面を撮るのが一番簡単(フラッシュは焚かないで)。これをプリンタでインデックス印刷して現地へ持っていく。何が手掛かりになるかわからないので、とにかくたくさん撮って持っていくこと。そして現地ではいろいろな角度から観察して(ここが重要!)、ロケ地をみつけたらできるだけ同じアングルで撮影する。ポータブルDVDデッキを現地へ持参する強者もいると聞く。

⑤ネット検索
下調べするにはネットでの検索サービスを活用する。世の中にはいろんなサイトがあるもので、様々な分野の画像付きのデータベースみたいなサイトがたくさんある(例:近代建築、公園、タワー、城、灯台、教会etc・・・)。参考になる書籍もネットで検索が可能なので、とにかく根気よく探すことにつきる。インターネット電話帳のサービスは全国をカバーしており、世界中から日本全国の電話番号と住所の検索が可能。いまやロケ地探しに欠かせないツール。
Photo_1 探し方のヒント
探し方1:映像中の文字情報
映像をみていると、お店の看板や住所表示、道路標識がちらっと映っていることがある。劇中での名称は実際と異なることも多いのであまり当てにならないが、電柱の住所表示の上についてるお店や会社の広告看板は重要な手掛かりになることが多い。最近の番組では「撮影協力」としてエンドロールにロケ先がクレジットされているし、タイアップ撮影の場合は劇中でわざとらしく施設名(ホテルなど)が映されるが、通常の撮影ではロケ地がどこかわからないようにしている。昔は住所表示の番号や店名の一部を消していたが、最近は偽の住所表示の小道具を貼り付けている場合もあるから紛らわしい。また劇中で語られる住所はおおむねデタラメだと思っていい(関連がある場合もあり、ヒントにはなる)。文字情報が読み取れたら→Googleやネット電話帳で検索する。

探し方2:ランドマーク
ここでいう「ランドマーク」とは、いわゆるその地域を代表する建物というだけでなく、地域や場所を特定できる“目印”と言う意味。映像の中には何らかの目印(建物、橋、道、階段、柵、樹木、山、川、海etc・・・)が存在するので、それをネットや参考文献、地図などで探していく。ロケ地には観光地が使われることも多いから、有名な建物は覚えておくべし。遠景にみえる建物(東京タワー、新宿高層ビルなど)も位置推定の手掛かりとなる。

探し方3:他の作品
特撮作品の場合、シリーズで作られることが多い。この場合同じスタッフや監督さんが翌年も撮影することになるので、同じ場所が再びロケ地に使われることが多くなる。近接した年代の作品にはこの傾向が強い。同所でもカメラアングルなどで全く違ったイメージになるので、よーく観察してみること。東映、円谷プロなど制作会社によっても撮影所を中心にした撮影圏とでも呼べるテリトリーがあるもので、ロケ地絞り込みのヒントになる(例外もある)。

探し方4:資料
ロケ地探しというのは比較的新しい“趣味”なので、大半がネット情報で、教科書と呼べるようなものはTVドラマ&映画のロケ地徹底ガイド―あの名シーンの撮影はこの場所です!!(ドラまっぷプロジェクト著,サンブックス,2003年[「TVドラマ ここがロケ地だ!!」2000年の改訂版] )ぐらい。この本に載っているのは90年代以降のロケ地が多いので、それ以前のロケ地は資料が少ない。特撮のムック本にはロケ地情報は皆無に等しいのであまり役に立たない(おまけに間違いもある)。

ロケ地サイトいろいろ
①まずこの二つはロケ地探しのデパートみたいなサイト(特撮もあり)
全国ロケ地ガイド
ドラマロケ地案内
②ロケ地サイトのリンク集
Blofeld's Egoistic Linker-Location
③東映特撮もの関係
OZの特撮使い-関連スポット探訪(宮内洋出演作品)
こいつはすごいぜ!-特撮まっしぐら!-バトルフィーバーJ・能登半島ロケ編
Dyna Station(ダイナマンファンサイト)-展示室-ロケ地へ(天草ロケ他)
よろしく勇気!-ロケ地情報(宇宙刑事シリーズ)
HIRO WORLD-挙動不審レポート(仮面ライダー・ロボコンなど)
はまりものや-Hero-ロケ地巡礼(ジュウレンジャー・ダイレンジャーなど)
Rangers research-ここでこんな事(近年戦隊シリーズロケ地探訪)
茨城大学特撮研究会-ロケ地紀行
④デンジマンロケ地の先輩サイト
アスレチックにおいでよ!-デンジ写シーン

探し方5:勘
運悪く文字情報や目印となる建物がない場合、皆目見当がつかないロケ地も多い。こういう場合は勘に頼るしかない。“勘”というといいかげんな印象を持たれる方も多いと思うが、ロケ地を探しているとだんだんと「この辺かなー」と直感が働いてくるようになる。下調べ段階で確実にウラを取ってから現地へ行くのもいいが、少ない情報と勘で現地入りし、次々と探していたロケ地が見つかるのもロケ地探しの醍醐味である(勘なので空振りもある)。 「ロケチマニア病疾患における症状の研究」によると、ロケチマニア病が進行すると“ロケ地の神様”がフッと降りてきて、導かれるように辿り着く、ようになるらしい!?
ロケ地の法則
法則1:ロケ地の隣にロケ地あり
ロケ隊は短期間に効率よく撮影をこなしていく必要があるわけだから、少ないポイントでいろいろなシーンを撮ることになる。当然ロケ地は集中してくる(これを“ロケ地をまとめる”という)。番組中盤からは当初のロケハンストックが減ってくるので、どうしてもある地域に偏ってきてしまう(それを避けるため中盤から新たなロケ地が追加されてくることもある)。しかし同じ場所で撮影しても、映像からはそうみえないように本当にうまく撮ってある。現地へ探索に行って初めて同じ場所だったことがわかることも多い。1ヶ所のロケ地へ行ったらできるだけ周辺を歩いてみることをお勧めする。

法則2:同じ監督さんの回は同じロケ地
デンジマンなど特撮作品の場合、数人の監督さんが担当しており、通常一人の監督さんが2~3本同時進行で撮影している。1本ずつ撮影していると非効率なのと、日程的にきついため、同時撮影の回ではロケ地が重複していることが多い。同じ場所で次回の撮影も済ませてしまうわけだ。これを逆手にとってロケ地探しの手掛かりにすることができる。また同じ監督さんだと全く離れた撮影日や別の作品でも同じロケ地が使われていたりするから興味深い。製作会社によっても定番ロケ地というものがあるようだ。

法則3:記憶違い
監督さんや出演者など関係者がトークショーや座談会、著書などでロケ地について言及されていることがある。貴重な情報であることは間違いないが、違う場所を当時のロケ地と思い込んでいたり、違う回、別の作品と混乱されていることもある。「ウルトラセブン」(1968年,TBS)の#42:ノンマルトの使者のロケ地について、ひし美ゆり子さんの著書「セブンセブンセブン―アンヌ再び… 」に「ロケ地は伊豆の弓ヶ浜でした」とあるが、実際は少し下田よりの入田浜だったのは有名な話(DVD「ウルトラヒロイン伝説-アンヌからセブンへ」 のロケ地紹介では入田浜に修正されている)。一度活字になるとそれが一人歩きを始めて、書いたり話したりしたご本人の思惑を越えて“事実”になってしまうもの。撮影から年数のたった古い作品の場合、この点は要注意。

ロケ地探索には撮影スタッフの方々との知恵くらべというか、“宝探しゲーム”的なところが多分にある。推測したポイントが正解だとゲームに「勝った!」ような興奮を覚え、「デンジマン」とは関係ないところに脳が行ってしまいそうになる。あくまでドラマの楽しみ方のひとつなので、こうなっては本末転倒。くれぐれもご注意ください(最近CMみてても「ここはどこだろー?」と考えてしまう私、病気だ・・・)。

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2004年9月18日 (土)

和田長浜海水浴場−#28 呪いの館の密殺者

Dm092wadanahama101_1 #28ラストで、ビキニ姿の あきらが砂浜を走ってくるシーン。男たち4人が後を追いかける。なんか青春ドラマのようなカット。和田長浜海水浴場(ながはまではなく”なはま”と読む)は荒崎海岸から東南にのびる長い砂浜で、夏は海水浴客でにぎわう。この海岸も特撮ロケで結構使われており、劇場版の冒頭アンゴラーの襲撃シーンもここではないかと思われる。
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2004年9月16日 (木)

荒崎海岸−#28 呪いの館の密殺者

Dm087arasaki101 #28は桃井あきらの水着編として有名だが、三浦半島屈指の海岸美を誇る「荒崎海岸」(神奈川県横須賀市長井)で撮影されている。古代の地層の褶曲と隆起そして波の浸食が創り出した奇景が#28の恐怖感をより高めている。お天気がよくなかったのも効果的だったみたいで、晴れてると実にさわやかな海岸。写真は#28冒頭で西刑事がデリンジャーを尾行しているところ(この尾行-完全にバレてるんですけど・・・)。後ろにみえるのは弁天岩。
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Dm088arasaki102 デリンジャーを追って西刑事も洞窟に入っていく。この洞窟を抜けるとそこには怪しい洋館が・・・(残念ながら洋館は荒崎海岸ではなく別の場所) この洞窟は「十文字洞」と呼ばれ、二筋の洞窟が内部で交差している。以前はこの洞窟を抜けて海岸に出られたようだが、現在は落石危険のため入口に柵がされて通行止めとなっている。ナゾラー登場シーンも十文字洞の前。
Dm089arasaki103 デンジマンたちが海岸に集合したシーン。海岸に出て西に少し行った平らな岩場で、#28の海岸シーンはほとんどここで撮影されている(他は荒崎港周辺で撮影されているらしい)。
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Dm090arasaki104 自ら囮となったあきらが海を見ながら腰かけていた岩場。寂しい海岸に水着姿の美女が一人・・・デリンジャーの魔手が迫る!?写真右手に立っているキノコ状の柱(何かは不明?)から位置が特定できた。
Dm091arasaki105 金縛り状態のあきらがデリンジャーに捕らえられてしまうシーン。後ろにみえる洞窟も十文字洞の入口の一つ。

荒崎海岸へは京浜急行三崎口駅から京浜急行バス荒崎行きで約25分、終点荒崎(ここが荒崎港)で下車して海岸まで少し歩く。海岸には放映当時はなかった遊歩道も造られている(剱崎や千畳敷と違い公園化されている)。荒崎海岸はちょっと昔の特撮ロケ地としては超メジャーなところで作品も数え切れない。

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2004年9月14日 (火)

高崎白衣大観音−#33 吸血楽器レッスン

Dm083kannon101 高崎観音(群馬県高崎市石原町観音山)-白衣大観音というのが正式名。お寺の名前は慈眼院。新幹線からもみえるので知ってる人も多いはず。#33でベーダーの美術品連続爆破計画の標的となった。この観音像は1936年(昭和11年)高崎の実業家-井上保三郎翁が建立したもの。高さ41.8m、重さ5985tのコンクリート造り、胎内は9階よりなり、各階あわせて20体の仏像が安置されている。胎内巡り型の大観音としては本邦最古のもの。現在日本中に増殖中の大観音様のルーツといえる。1995年に大がかりな修理が施され、太鼓橋も新しくなっているらしい(古さを感じなかったのはこのため?)。
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Dm084kannon102 ベーダーからの爆破予告を受け大観音下の赤い太鼓橋にデンジマンが勢揃いしたところ。当時の映像は広角レンズで撮影されているので橋が大きく観音像がきれいにフレームに収まっている。実際の太鼓橋はそんなに大きくなくて、お寺の建物があるためカメラがほとんど引けない。
Dm085kannon103 ケラーが三郎に早くサックスを吹くようにせかすシーン。大観音から少し下りてバス停のある道路脇のの小山の上。階段もあり展望台の表示もあるが、現在木が生い茂り大観音はほとんどみえない。手摺の錆が時代を感じさせる。
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Dm086kannon104 サキソホンラーが蹴落とされた階段。この階段結構長いので落ちたら痛そう!?
Photo_8 日本各地におわします大観音様は現在約20体(高さ20m以上)。唐突に屹立する巨大な仏様はなんともいえない“怪しさ”、もとい神々しさで疲れた現代人の心を癒してくださる? そんな巨大仏ファン待望の本が晴れた日は巨大仏を見に (宮田珠己著,白水社,2004年)。ウルトラマンより大きな巨大仏を北海道から九州まで巡る珍紀行&日本風景論。仏像マニアのみうらじゅん氏も絶賛の書!?

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2004年9月11日 (土)

北町教会−#39 女王怒りの妖魔術

Dm040kitamachi101 #39ラストの結婚式のシーンの教会は、カトリック北町教会(東京都練馬区北町)の聖堂。1959年ドイツ・ケルン教区の寄付によって建設された。戦後の建築だが近代建築のような落ち着いた雰囲気がある。この教会は「サンバルカン」(1981年,テレビ朝日)#36,37 「ダイナマン」(1983年,テレビ朝日)#13でもロケ地として使われている。ダイナマン#13:さらわれた花嫁では聖堂内でも撮影が行われているようだ。#13はレイの花嫁変化の回として有名。
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Dm041kitamachi102 横から見た聖堂、前から見た感じと違って奥行きが長い。隣には幼稚園がある。この教会、結構大きいのに地図には載ってないことが多い。

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2004年9月 9日 (木)

ふじやま丸

A 「フジヤマサガセ」-#16熱海編は小川博士の遺した謎の言葉を中心に物語が展開していく。この言葉、“暗号(anagram)”かと思いきや、単純に「ふじやま丸を探せ」で事件解決。ちょっとこのオチ、謎解きが単純すぎてつまらなかったが、「ふじやま丸」について調べてみたら、なかなか興味深い経歴の船であることを知った。

この船は、俳優の森繁久彌翁(1913年生まれの91歳!)が1964年に建造した日本最大のセーリングヨットで、全長72ft(約23m)、重量90tのケッチ型、二本マストの鋼鉄船で、冷暖房、ビーコン、レーダーと最新の装備を持つ名実共に日本一のヨットだった。かつて海軍の潜水艦を造っていた横須賀に近い追浜の造船所で建造された。森繁翁は石原慎太郎氏に紹介された天山号(メイキッス号に改名)を購入後、ヨット道楽にはまってしまい、あの佐島マリーナを建設、そしてとうとう世界一周のできる大型外洋帆船の建造に至ったという。建造費は当時のお金で約1億円というから、今なら途方もない額になるだろう。写真は「海よ友よ―メイキッスⅢ号日本一周航海記」 (森繁久彌著,朝日新聞社,1992年)より。
B_3 1964年5月、晴海埠頭でふじやま丸の進水式が行われた。東宝管弦楽団の演奏の中シャンパンが抜かれ、三笠宮さまや松田文部大臣など斯界の名士を招待、一般にも公開された。この船はその大きさだけでなく、全てが“日本製”というのが売りだったらしく、秋に開催される東京オリンピックでの「ハッタリかまし」が真の建造目的だったと、森繁翁ご本人が述懐されている。富士山丸(ふじさんまる)とせず、”ふじやま”丸としたのも外国人を意識した名称だったという。江ノ島ヨットハーバーに専用バース(泊地)をもらい、同年8月、“海の女王”は翁の故郷-関西への処女航海に出発した。しかし寄港した西宮を襲った台風20号によって、堤防に乗り上げ大破してしまう。処女航海での沈没ならぬ大破とは、悲劇のタイタニック号を思わせるが、遭難の顛末は「アッパさん船長」(森繁久彌著,中公文庫,1978年,絶版)に詳しい遭難記「”死”の波濤の中で」が収録されている。台風の中の脱出劇は映画顔負けでマジにすごい!

森繁翁はこの後ふじやま丸を持て余して?熱海の後楽園に据えることになったらしい。日本ヨット史に輝く名艇を見てみたかったが、残念ながら90年代後半のホテルリニューアル時に撤去されてしまった。建造から30年を過ぎ老朽化した船体を晒し続けるよりも、女王にとってはよかったかもしれない(初代メイキッス号は奄美の小さな遊園地でボロボロになっているらしい)。

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2004年9月 7日 (火)

網代長浜海水浴場−#16 熱海の陰謀を砕け

Dm081ajiro101 熱海ロケでは戦闘シーンなどに長い砂浜の海岸線が出てくる。熱海にも海水浴場はあるが、人工海浜に近いものでイメージが全然違う。撮影協力に「熱海マリーナ」と出てくるので、ネットで調べてみたところ、所在地はなんと伊豆の網代(静岡県熱海市下多賀)であることがわかった。網代は熱海と伊東の中間で観光地としてはマイナーだが、大きな湾に面していくつか海水浴場がある。網代湾北側の長浜海水浴場に当たりをつけて行ってみたところ、遠方にみえる山並みが一致した(ダストラーが砂浜に地雷を仕掛けるシーン)。
地図情報
Dm082ajiro102 最後の方の戦闘シーンでミラーとケラーが物陰に隠れるシーンがあるが、どうもこの階段のようだ。ミラー・ケラーが水着美女となって青梅を誘惑していた海岸やデンジマンたちが海岸を走っていくラストシーンもこの近くと思われたが、訪れた日は台風の接近で海が荒れ海岸には下りられず、やむなくロケ地探し中止。再度トライしたい。
長浜海水浴場は、現在コースタルリゾート計画によって人工海浜の整備が進行中で、来年オープンの予定。海洋レクレーションの基地として大きく様変わりしそう。

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2004年9月 4日 (土)

熱海後楽園ホテル・熱海城−#16 熱海の陰謀を砕け

Dm077atami301 熱海の海水浴場近くから熱海後楽園ホテルと熱海城を遠望。熱海後楽園ホテル(静岡県熱海市和田浜南町)は1996年にタワー館を新築して、大規模にリニューアルされている。同時期に遊園地が縮小、ボーリング場や観覧車が取り壊されたようだ。デンジマンの5人が泊まったのは旧館の方で、なぎさ館として現在も使われている。ただし当時の映像にみえるホテル玄関やフロント、ロビー、ステージは新館建設の際なくなっている。そしてもう一つ、#16で重要なロケ地が失われていた-「ふじやま丸」である。森繁久彌翁が1964年に建造した日本最大のヨットも遊園地リニューアル時に、撤去されてしまったらしい。ふじやま丸は「ダイナマン」(1983年,テレビ朝日)の#26でもちらっと映っている。※ふじやま丸についてはコラムでも取り上げる予定。
地図情報
Dm078atami302 熱海後楽園ホテルからみた熱海市街。といいたいところだが、この写真は熱海ロープウェイ山頂駅から撮影したもの。下の方にタワー 館がみえる。
Dm079atami303 熱海城(静岡県熱海市八幡山)。緑川がベーダー基地の捜索中に襲われたところ。熱海城は1959年に造られた観光用のお城(模擬天守といって本来天守閣やお城すらなかった場所に建設された“架空”の城)。看板やHPに「この地は戦国以来築城に適しているといわれてきた」とか「熱海城天守は同時期に復興された大阪城や名古屋城の規模をしのぐ」とか書かれているが全部ハッタリなので信じないように!2Fの荻原一青画伯の精緻な城郭復元画や櫻井成廣の精密復元模型(紙でできてる!)は一見の価値あり。地階にはアートファンなら見逃せない「世界の名画-空想美術館」がある。ルーブルみたいに混んでないので快適。#16ラストで浅野教授一家と遊ぶデンジマンたちが城門を入っていくシーンもある。
地図情報
Dm080atami304 熱海城のある八幡山に登る熱海ロープウェイ。タワー館ができたため放映当時と同じ角度から撮れなかった。八幡山山頂には熱海城の他に有名な「熱海秘宝館」がある。18歳未満お断りだが、デンジマンの5人が入ったかどうかはさだかではない!?(ムフフ)

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2004年9月 3日 (金)

熱海銀座−#16 熱海の陰謀を砕け

Dm075atami201 熱海銀座のアーケード。映像でもはっきり「熱海銀座」と出てくるが、アーケードの形状などは全く変わっている。熱海にはいくつか商店街があるが、ここには銀行なども集中しているので、名前の通りかつては熱海の中心街だったみたい(現在では閉まっている店も多く、駅前の商店街の方がにぎやか)当時の面影が残っていないので撮影場所の特定はムリかなと思っていたが、静岡中央銀行の文字から商店街の南側から撮影されたことが判明した。
地図情報
Dm076atami202 緑川が旅館の従業員に化けてビラを蒔いているシーン。ここも特定は難しいと諦めていたら、上写真の場所のすぐ横-熱海銀座と国道135号線の交差点西に”スマートボール”の看板が! そのうしろには”きそば”もある!とあさっり判明。後でわかったのだがこのスマートボールは熱海で唯一営業を続けているお店だそうだ。名前は「ゆしま遊技場」でドラマの撮影にもよく使われているらしい。店内にはアンティークな機種が50台近くズラッと並んでいる。営業時間は夕方から深夜と極めてアバウト。射的もあり。

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2004年9月 2日 (木)

熱海駅前・お宮の松−#16 熱海の陰謀を砕け

Dm072atami101 本日から熱海ロケ編。熱海に潜入した電子戦隊は各自”わかりやすい”変装をして小川博士の足取りを追う。青梅と黄山は貫一・お宮のチンドン屋に扮して熱海の町を練り歩くが・・・コテコテやね~。最初はJR熱海駅前。駅舎も背後の山斜面の建物もあんまり変化なし。二人がいるのはロータリーの真ん中なので車が危なくて、同じ角度からの撮影には一苦労。
地図情報
Dm073atami102 熱海駅から駅前の商店街をみたところ。20年以上たっているとは思えないほど当時のまま!? ここ、日本有数の観光地の駅前なんだけどなあ・・・? 熱海が寂れている証拠(ここまでくるとレトロな感じもするが)。
Dm074atami103 有名な「お宮の松」。実はこのお宮の松は二代目。初代は道路の拡幅や自動車の排気ガス等により枯れてしまい、1966年に二代目「新 お宮の松」が選定され、初代より約15m海側の緑地内に移植された。青梅と黄山のチンドン屋は「金色夜叉」の貫一とお宮にちなんだものなんだが、・・・やっぱり気色わるい(津山さん、すみません)
地図情報

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