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2004年6月30日 (水)

東京カトリック神学院−#28 呪いの館の密殺者

Dm014 祈祷師デリンジャーの洋館の前に立つ怪しい石像。実は、東京カトリック神学院(東京都練馬区関町)のザベリオ像。洋館の方は取り壊されて現存しない。ザベリオとは、1549年に日本にキリスト教を伝えた有名なフランシスコ・ザビエル(Dominus Franciscus de Xabier)のこと。教会関係ではイタリア語読みでザベリオ、一般にはザビエルと呼ばれる。この像は二代目で1953年(昭和28年)に造られた。
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Dm015 このロケ地も難易度高くなかなかわからなかった。あきらが監禁された洋館は、神学院の旧聖堂で1941年(昭和16年)に建設されたもの。映像からは石造にみえるが、木造2階、地下RC1階構造で、神学院敷地の西南隅に建っていた。「宇宙刑事シャリバン」(1983年,テレビ朝日)の#19:魔境岬に一人立つ神秘の少女(奇星伝-1)では奥伊賀島の教会として使われている。この学校は「スケバン刑事Ⅱ」(1985年,フジテレビ)でもロケ地(二代目麻宮サキの母校-梁山高校)として使われているらしいが、2000年に全校舎が改築されてしまい、当時の建物は残っていない。写真は「東京カトリック神学院創立五十周年記念誌 あゆみ(1978)」より。

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2004年6月28日 (月)

JR東京総合病院−#21 死神党を攻撃せよ

Dm011 #21ラストでデンジマンたちがサチ子と時夫を見送るシーン。次シーンで時夫がサーカスのテントをバックに映っているのが西新宿の京王プラザホテル前なので、最初この建物も西新宿近辺だと思い探していたが、どうも違う。道のカーブなどから当たりをつけて行ってみると、JR東京総合病院と判明。#21冒頭の死神党による明和銀行襲撃シーンも同所で撮影されている(写真左下部分、現在工事中で入れない)。
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Dm012 病院玄関。青梅といっしょにサチ子と時夫が病院から出てくるところ。他のメンバーが待っていた場所(あきらが塀に腰掛け、後ろに旗柱がある)は現在工事中で入れない。それにしても病院内に猫をつれてっていいのだろうか?
Dm013 デンジマンたちが駆け寄るシーン後方にみえる小さなビルはかろうじて当時のままだが、その後ろにはエンパイヤステートビルを思わせるNTTドコモ代々木ビルがそびえている。病院の東側にはサザンテラス、新宿高島屋ができており、新宿周辺でも南口界隈は近年最も変貌が激しい。

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2004年6月24日 (木)

日立目白クラブ-#30 消えた 盗んだ 出た

Dm008 #30のサブが泥棒に入った金杉家。現在は日立目白クラブ(東京都新宿区下落合)と呼ばれているが、元は1928年(昭和3年)に学習院の昭和寮として建てられた(設計は宮内省)。東京でも数少なくなった近代建築のひとつで、東京都の選定歴史的建造物になっている。映像では上の方がカットされてみえないが、写真のように塔屋がある。スパニッシュ様式の白い洋館で 、高台にありJR山手線の高田馬場~目白間からも見る事ができる。最近では「やまとなでしこ(1) 」 (2000年,フジテレビ)のロケ地にもなった。桜子が欧介の家と間違えた馬のオーナーの小原邸として使われている。
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Dm009 入口のアップ。シュロの木が成長している以外は放映当時とほとんど変わっていない。現在は民間企業の所有なので内部は非公開、結婚式場などとして使われているらしい。この建物-洋館や近代建築の普通の案内書には載っていないので、最初さっぱりわからず、図書館で「日本近代建築総覧」(日本建築学会編, 技報堂出版, 1980)をみてやっと判明。
Dm010 デンジマンたちが金杉家へ潜入しようとしているシーン。日立目白クラブのすぐ西の角。

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2004年6月23日 (水)

海運ビル②−#32 地獄の大銃撃戦, #33 吸血楽器レッスン

Dm004 #32で狙撃されたあきらを助けに4人が走ってくるシーン。海運ビルの周囲の塀が低く改修されている。狙撃現場は新宿駅東口ロータリー(アルタ前)なので、最初このビルも新宿近辺かと思っていたが、#32でちらっと「四川飯店」の看板が見えて場所が判明した。
Dm005 #32で狙撃犯ダートラーが立っている屋上。あきらは「青山2丁目のビル」と言っているが、青山2丁目という住所は存在しない。撮影時にケラーたちが実際立っているのは西新宿のビルらしい。この場面-シーンのつぎはぎが凄まじいので場所が錯綜していて、書いてるとわけがわからなくなりそう。
Dm006 #33でデンジマンたちがビルの周りをバギーに乗って警備しているところ。サキソホンラーはこのビルの屋上にいるんだけど・・・。まあデンジマンが警備しているのは迎賓館ということになっているので、つじつまは合っている?
Dm007 #32でビルの影にあきらが逃げ込んだところ。海運ビル北側の全国旅館会館(「赤坂四川飯店」の入っているビル)。花屋の爆発シーンは当時東映大泉撮影所内にあった街のオープンセットと思われる。

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2004年6月22日 (火)

海運ビル①−OP,#04 ベーダー魔城追撃, #33 吸血楽器レッスン

Dm001_1ロケ地第1回は、海運ビル(東京都千代田区平河町)。このビルはデンジマンでは計4回使われている(他の特撮作品ではあまり見かけない、メガロマンで使われているらしい)。この辺は国会議事堂や自民党本部など国家中枢とも呼べる場所。写真はビル北側から撮影。#33で迎賓館を音波攻撃するサキソホンラーが屋上にいるカット。最寄り駅は半蔵門線・南北線の永田町駅。
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※地図情報クリックするとMapion地図が表示されます。
Dm002 OPと#04でファッションショー会場に使われている階段。OPや#04の映像だけではこの階段の所在はわからなかったが、#32を手掛かりに海運ビルを訪れてびっくり!なんと探していたあの階段がこんなところに(ロケ地探しではよくあることですが)。
階段自体は手摺の所に半透明の壁が付けられているぐらいで、当時とほとんど変化ないが、階段下がマリーンという喫茶店になっているので、映像と同じ角度は喫茶店に入らないと見られない。あきらさんのパンチラ事件(ハミチラ?)はこの階段を昇っていくシーンでのこと。#33の迎賓館内部シーンでもこの階段は使われている。
Dm003 階段上から。#04で青梅とあきらがファッションショーを見ている場所。現在は喫茶店の中。天井のシャンデリアは当時のまま。高木アリサが壁に埋め込まれるシーンはセットみたい。

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2004年6月21日 (月)

ブログ作成の目的及び方針について

1a 昨年2月、双葉社から「東映スーパー戦隊大全―バトルフィーバーJ・デンジマン・サンバルカンの世界 (以下大全と略す)」が発売された(安藤幹夫編, 2003/2/28)。書店で見かけ懐かしく手にとってみて、その”大人向け”の内容に引き込まれてしまった。東映特撮のムック本は今までにも出ていたが、これほどレベルと充実度の高いデンジマン本は初めてだろう。デンジマンなどのストーリーを単に追っかけるだけでなく、放映当時の時代背景やTV局や制作会社の諸事情にもふれ、初期のスーパー戦隊シリーズ(当時このような呼び方はなかったのだが)がどのようにつくられていったか-いわば”戦隊もの特撮映画論”となっている。一部ファンの間で、デンジマンが「戦隊もののウルトラセブン」と呼ばれているのもわかる気がする。
A_2 「大全」を読んでしばらくして、TVドラマ(特撮ではない)のロケ地めぐりにはまってしまい、読んだのが「ウルトラマンの東京 」(実相寺照雄著, ちくま文庫, 2003/3/10)。実相寺監督が撮影当時のロケ現場を再訪しながら、昭和40年代の東京風景をさがし求めるという内容なのだが、ロケ地探訪の面白さ以上に、当時ドラマの撮影がどのように進められていったのか、苦労、喜び、そして哀愁が伝わってくる。ロケ地めぐりとは、好きな番組に出てきた場所を見てみたいというミーハーな感情を満足させるだけでなく、そのドラマの撮影当時を追体験できる行為なのではないか?いくつかのドラマロケ地を訪れるたびに、その思いは強くなっていった。
ネットで調べてみたが、意外と戦隊もののロケ地については出てこない。あれだけ充実した内容を誇る「大全」にもロケ地情報の記述は皆無。特撮ものではウルトラマンなど円谷作品、東映では仮面ライダーに関する充実したサイトがあるが、戦隊ものは最近の作品に関する情報が少しはあるものの、初期戦隊もの-特にデンジマンに関してはほとんどわからなかった。
「大全」を読んでいて、「(デンジマンの)劇場版と平行して撮影された熱海ロケ」という文章があり、「劇場版」と「#16熱海の陰謀を砕け」は同時並行・同所で撮影されたんだなーと理解していた。しかし映像を”ロケ地探しの目で”子細に見てみると、2作品はまったく違う場所で撮影されていることは明らかだった。それでは「劇場版ロケ地はどこなんだろう?」ということになり、本格的にデンジマンのロケ地探しが始まったわけである。
Dvd_1 最初は手探りであったが、徐々にロケ地データのストックも増え、実地踏査・現場撮影も進んできたところで、電子戦隊デンジマン VOL.1 のDVDが7月に発売されるというニュースを聞いた。どのような形で情報を出そうかと迷っていたが、H.Pでななく最近はやりのブログを使って連載記事形式で書いていくことにした。ロケ地を調べていく中でデンジマンに登場するいろいろなもの(人物、動物、古代遺跡、宇宙船、怪物、食べ物etc.)についても資料がたまってきた。これらについても紹介していけば「大全」とは少し違った”デンジマンアーカイブ”になるのではないかと思うようになった。
ブログの名前は実相寺監督の著書にあやかって「デンジマンの東京」。ロケ地情報とコラムの2本立てで構成することにした。そうして7月のDVD発売の1ヶ月前になんとか間に合わせることができた。これから、DVD-Vol.1~6リリースの半年間を目標に連載していく予定である。
なお、このブログは個人的に(趣味として)作成しているものであり、営利を目的とするものではない。もちろん東映、テレビ朝日及びそれらの関係者とは無関係である。ブログの性格上、リンクに関しては事前の許可なくリンクしていただいて構わないし、リンク許可を求めるメールも不要である。ただしリンクされたページがずっと存在するという保証はない。このブログは、ひとりでも多くの方がデンジマンに興味を持っていただいて、デンジマンについて知ってもらいたいという気持ちでつくっている。もし内容等についてご質問や問題があれば管理人までメールでご連絡いただきたい。

下記Webサイトには、80年代東映特撮番組(初期スーパー戦隊や宇宙刑事シリーズ)のロケ地情報が多く載せられている。私のロケ地探しにも非常に参考になっている。なるべく重複するロケ地情報は避けていこうと思う。相互に補完してこの時期の作品のロケ地情報が充実していければと考えている。「あの場面はどこどこだよ」という情報があれば、管理人までメールもしくはコメントでお教えいただけると幸いである。

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